鏡の加工方法 一覧

鏡はフチ部分がむき出しになった状態で取付けする事が多いのですが、製品としてはガラス製品ですので、何も加工をしないとフチ部分を触ると手が切れてケガをしてしまいます。

そうしたケガを防ぐ為に、フチ部分の角を1mmほど斜めに面取り加工を行い、安全にする加工です。

また、何も加工をしていない状態を業界用語で「切りっ放し」と言うのですが、切りっ放しの状態に比べて糸面取り加工を施した鏡はフチ部分の衝撃による強度も上がります！

「糸面取り」の「糸」と言う表現は「糸のように細い」と言う意味です。

当店が施工をさせて頂く鏡の中でも群をに浮いて一番多い加工になります！

余談ではございますが、この加工の正式名称は「糸面取り加工フチ磨き」と言います！

その名の通り、鏡のフチ部分を広く面取りをする加工方法です。

糸面取り加工は1mm程度の糸のように細い面取り加工ですが、それ以上広く面を取る時にこの広面取り加工を施します。

広く面を取る（斜めに磨く）事で、鏡の反射角が変わり、キラキラとした美しい仕上がりになります！

ダイヤモンドの光の反射と同じ原理ですね！

写真にもある様に、鏡を複数枚に分けて貼る「デザイン貼り」施工によく使う加工です。

広面取りは3mm単位で指定ができ、最大で30mm程度まで広く面取りを行う事が出来ます！

ちなみにですが、広面取りの広さの単位を分（ぶ）と言い、1分、2分と加工屋さんにオーダーをするのですが、3の倍数なので1分＝3mmになります。5分＝15mmですね！

鏡に穴をあける加工です。

一番多いのは写真にある様なコンセントの穴ですね！
仕上がりの写真では穴が隠れてしまっているのでわかりませんが、コンセント用の穴あけ加工は横5cm縦10cmで開けるのが居パン的です！

その他、色々な大きさの穴をあける事が可能です。
小さな穴だったら3mmの円から、大きな穴は1メーター円でも開ける事が出来ます！

穴をあける際には専用の工具を使用し、電動ドリルの先に装着して穴をあける器械「コア」や、片方の端に回転できる吸盤が付いていて、もう片方の端にガラスカッターが付いている「ホールソー」を使用しています。

穴あけ加工は技術と経験が必要で、基本的には加工屋さんにオーダーをかけて、加工してもらうのですが、当店では場合にとっては現地で加工をする事もあります！

穴あけ加工の最大のデメリットは割れる可能性があるという事です。
ガラス製品である鏡に穴をあけている為、穴部分が弱く、衝撃を与えると割れてしまう恐れがあります。

この加工は鏡の一部をコの字やジグザグにカットする加工です。

鏡を設置したい場所に梁（ハリ）やコンセントなど、障害物がある際に、それを避ける様に鏡をカットします。

「えぐり取る」と言う意味から「エグリ加工」と呼ばれています。

この加工に関しては、写真にある様に鏡の四隅のどこかをL字で切断する加工です！

これも鏡を設置する場所に梁（ハリ）やコンセントなどの障害物がある際にそれをよける様に鏡の角を切断します。

また、タワーマンションや分譲マンションでのご依頼が多い「柱巻き施工」と言う柱部分に鏡を設置する施工の際はこの切り欠き加工をよく施します。

写真でもある様に、建築構造上、柱の面には梁（ハリ）がある事が多く、天井まで鏡を設置したいというご要望を頂いた際は切り欠き加工を施して一枚物の鏡でガバッと貼ってしまう事が多いです。

その様な切り欠き加工はどうしても加工費が掛かってしまうので、お客様によっては切り欠き加工を行わず、梁の部分で鏡を止めて、残りの天井までの面は小さな鏡を貼り足す事もあります。

鏡の文字入れ加工は贈答品として学校の卒業生から在校生に送られる際や、開業時のお祝いとして企業に送られる際に送り主の名前（会社名）や名称を記載するケースがほとんどです。

また、鏡の文字入れ加工には2種類の方法があります。
1つ目は鏡の表面に文字をシルクスクリーン印刷で入れる方法です。この加工は劣化と共に摩擦などの外部衝撃によって文字が薄くなったり、消えてしまうリスクがあります。更に、鏡の表面に文字を入れている為、反射して少し見にくい事もあります。

もう1つの方法は、鏡の裏側に文字を入れる方法です。
この文字入れ加工をするには、一度鏡の裏面に塗られている鏡の成分「銀引き」を文字の形に削り取り、透明にする必要があります。
透明にしたうえで塗料で色を付けます。

工程が多い分、裏面の文字入れ加工の方が価格は高くなります。

ちなみにですが、文字入れ加工の際、お客様がご指定頂く色で一番多いのが金色（ゴールド）です！
めでたい事に使われるケースが多いからですね！

鏡は色々な形にカットする事が出します！

専用のガラスカッターを使って切断する事も出来ますが、今では機械で傷りながらカットしたり、水の勢いだけでカットするマシーンもあります！

円形は勿論、多角形、アメーバー型とあらゆる形で鏡を作成する事が出来ます。

「こんな形の鏡が欲しいな」と思ったら、何でもお気軽にお問合せ下さい！

お客様オリジナルのミラーを製造致します！